SAKURAI IKUYA DANCE SOLO

SWAN


29th and 30th September, 2018 plan-B, Tokyo

Dance, Choreograph, Lighting design, Sound and music composition = SAKURAI Ikuya,

Art installation and Costume = SAKURAI Emico,

Production = CROSS-SECTION,  Coproduction= plan-B

地に立つこと、

ひとつの命であること、、、。


独舞=ソロダンスを追求しつづける先鋭的ダンサー・櫻井郁也の最新作を上演いたします。


今回のテーマは「破壊と再生」。

激しく揺れ動く肉体から、生と死の葛藤をめぐるドラマが展開します。


櫻井は、笠井叡に師事ののちコンテンポラリーダンス/舞踏のフィールドにおいて1997年から独立した公演活動を行なってきたダンサーで、コンスタントな独舞上演を通じて「個」からはじまるもの、「ひとつのからだ」の可能性について追求しています。


近年の櫻井のダンスの特徴は、絶えず流動しつづける有機的なムーブメンツの開発と、意識と無意識の間を横断してゆくような奔放さ、そして精巧な振付と大胆な即興とが交差し作用しあって生み出される一回性の魅力です。


  

櫻井郁也ダンスソロ

白鳥

SAKURAI IKUYA DANCE SOLO

SWAN


2018年

9/29(土)20:00

9/30(日)19:00

いづれも上演完了


plan-B 〈東京・中野〉

29th and 30th September, 2018

at plan-B, Tokyo

Production = CROSS-SECTION, 

Coproduction= plan-B


  


世界も人間も壊れそうだ。瓦礫の迷路をさまよっているようだ。

そんな思いの中で肌を破りそうなこのダンスに、「白鳥」という名をつける。

白鳥は、汚らしい考えや悪心をあばき清める生き物だ。

その生き物にダンスの導火線を託して、イノチを確かめたいとおもう。

天に白鳥座があり、古代にレダの神話がある。

白鳥は、魂の世界に羽ばたく。

ここにも、羽ばたく。

白鳥は、 死者の遣いでありながら、現実の、ひとつの命である。

今回の踊りの根底には、さまざまな破壊と、さまざまな生命が、

危なっかしく交錯している。

大げさに言えば、

存在することと生と死についての、あらゆる混乱が、

この、白鳥という名のダンスを、つむぎだしているのかもしれない。

 

櫻井郁也2018

(作品ノートより)

■公演概要■ 

 

櫻井郁也ダンスソロ『白鳥』

出演・構成・振付:櫻井郁也

美術・衣裳:櫻井恵美子

照明・音響制作・作曲・演奏:櫻井郁也

オペレーション:櫻井恵美子、 新多至

スタッフ:小林智美、新多至、秋葉美香


企画制作=十字舎房

共催=plan-B

日時 2018年 9月29日(土)20:00開演 、9月30日(日)19:00開演  

会場  plan-B (東京都中野区弥生町4-26-20モナーク中野B1)Tel/Fax 03-3384-2051
access
□東京メトロ丸の内線中野富士見町駅下車徒歩7分。中野通り沿い、ジョナサン中野弥生町店のすぐ先。 地図 Map
□JR中野駅南口よりバス10分(京王バス1番 渋谷行/新宿駅西口行「富士高校前」下車スグ)

渋谷駅よりバス30分(47番乗り場・京王バス [渋63]幡ヶ谷経由 中野駅南口行・富士高校下車スグ)

新宿駅よりバス20分(西口20番乗り場・京王バス [宿45] 中野駅南口行・富士高校下車スグ)


NEWS 最新情報 (次回作や東京以外での公演予定、写真、お客様へのお知らせなど)


 

【プロフィール】

《櫻井郁也》サクライ イクヤ

舞踊家。1964年、奈良の旧市街に生まれる。

笠井叡に師事。吉岡実追悼「聖あんま断腸詩編」、「セラフィータ」、「北米・中南米ツアー」をはじめとする舞踏公演のアシスタントを経て独立。モダンダンスやオイリュトミーなどの舞台出演、音楽家や美術家などとのコラボレーションを重ね、1994年に最初の単独公演『深き淵より』二部作連続上演を行なう。

1997年、美術の櫻井恵美子と共にダンスアートユニット《十字舎房(cross-section)》を設立。以後、共同で創作活動を行い「非暴力と不服従へのダンス」全4作(2001~03)「器官なき身体phase1」(2010)「HAKOBUNE・方舟」(2012)など現在まで60作以上のダンス作品を発表。

独自の公演のほかに、NHK教育番組での振付・テキスト執筆(2002~07放送)、「ダンス白州」フェスティバル(2001,2006~09)での連続野外ソロ、「越後妻有アートトリエンナーレ」(2012)などのフェスティバル参加、長崎原爆70年忌公演(2015)など、多様な活動を重ねる。海外での単独公演として、2006年ポルトガル2都市招聘公演。2012年ルクセンブルク招聘公演およびワークショップ。他分野では、映像作品「幻」でミュンヘン国際学生映画祭(87)審査員特別賞を受賞。日本大学芸術学部卒。同・芸術研究所修了。オイリュトミーシューレ「天使館」第一期修了。

【櫻井郁也の近作】(特記なきものはすべて、東京公演、美術=櫻井恵美子、共催=plan-B による)


2006:

『TABULA RASA』

         ポルトガル招聘公演(音楽=田ノ岡三郎)

2010:

『器官なき身体・phase1』 (楽曲提供=福島諭)

2011:

『TABULA RASA 2011』東日本大震災祈念公演

          (音楽=田ノ岡三郎)

2012:

『Hakobune:方舟』

   ルクセンブルク招聘公演

『かつてなき結晶/3.11silent』

『むすび:天地礼讃内景』

   越後妻有アートトリエンナーレ(美術=瀧澤潔)

『コドモの領分』

           横浜国立大学附属鎌倉小学校・鎌倉なんとかナーレ

                      (美術=西川昌和、音楽=寒川晶子)

2013:

『青より遠い揺らぎ』

『ひかり-not here』

『Dance of the Dead:死の舞踏』                        

           ルクセンブルク大使館主催アートコラボレーション

     (美術=David Brognon、Stephany Rollin)

2014:

『記憶の海をわたることから』

    いちはらアートミックス(美術=瀧澤潔)

『その血にきけ』

  『CHILD OF TREE』(楽曲提供=田ノ岡三郎)

2015:

『サイレントシグナルズ』        

『弔いの火- こどもたちのための70年目の

8月9日ナガサキ長崎原爆70年忌/長崎大村市立松原小学校              

          (美術=瀧澤潔、企画=松原救護列車の会)

『失われた地へ』

2016:

『ホーリーバード』

『緑ノ声、ヲ』

2017:

『夜-Premonition』

2018:

『かなたをきく』(楽曲提供=福島諭)


〈2018年内・上演予定作品〉

*本作『白鳥』東京公演

*京都場・パフォーマンス

(タイトル未定、藤井健仁展関連公演、企画中)


作品リスト、ご感想や批評リンク一覧

_ENGLISH information

写真上・右上・右下 ともに、2018年春季公演『かなたをきく』

Sakurai Ikuya / CROSS-SECTION stage information                                  ENGLISH follows below.


櫻井郁也 / 十字舎房 ダンス公演情報

体の底で、

あらゆる言葉が破裂し、

世界のひびわれと踊る。

イマというこの瓦礫のうえに、

あらゆる沈黙が落下し、

わたくしたちの痛覚と踊る。

すべてをふるえるすべてが、

無いつばさをこそ羽ばたき、

現在にあらがい、

血の記憶をさかのぼり、

かつてない光と、

あたらしい白鳥を待ち望んで、

来るべき未来の物質と踊る。

ただひたすらに踊る。

(Sakurai Ikuya:2018)

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION


本作をふくむ東京〈plan-B〉でのソロシリーズは、2001年9.11同時多発テロ事件に触れて上演された《非暴力と不服従のダンス》を起点に17年目の継続となります。


観客とダンサーが接近する空間で展開される高密度のダンスパフォーマンスは、個人が個人を見つめるダンスの現場として毎回高い評価を得ており、ポルトガル招聘公演(2006)、ルクセンブルク招聘公演(2012)、長崎原爆70年忌公演(2015)をはじめ、 海外公演や国内主要芸術祭などに展開する活動の出発点ともなってきました。


今回の最新作『白鳥』は現代の無数の破壊に対する痛みから紡ぎ出された作品であり、ダンスを通じて生命の根本を見つめ直そうとする渾身の一作です。ひとつの肉体から生み出される鮮烈なエネルギーに、生命が燃焼する瞬間に、言葉を超えた踊りならではの世界の出現に、ぜひ、お立ち会い下さい。(十字舎房・制作部)

 LINK:過去の作品についての文章 

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

I pursue my dance works to be “a body as zero” on stage. It is a pure and innocent body, which has no individual background, no generation, no border, and even no identity. It is a body for resonance, and it is like a natural phenomenon, which is changing continually like fire or earth. I think dance is the art of dynamics. The moment “a body as zero” starts moving with the new power of life created by the operation of music, lights, and the space, I think that is the beginning of dance. Dance is like a correlation between rising and vanishing energy on a purified body and the way it becomes is just like primitive rites or meditations seeing unknown imagination.-----Sakurai Ikuya

With broken words.

With the cracked world.

With our own pain.

For wings that do not exist.

Because of our blood memories.

For a new swan that no one has seen.

With future substances

that no one knows.

To see the light

that has not been born yet.


notes by Sakurai Ikuya)

schedule】

Saturday,29th Sept. 20:00 start / 19:40 open

Sunday, 30th Sept. 19:00 start / 18:40 open                                         

dur.=within90min.

venue】Alternative space "plan-B"

  (4-26-20 Yayoicho nakano Tokyo) MAP


Fee】Door  ¥3000 /Reservation ¥2800

Student Reservation= ¥1500(need ID,reservation only)

Ticket & Contact】 CROSS-SECTION_Email 

need your Name and Date:29th Sat. or 30th Sun.


A vision of energy. And, the moment when life force burns. Newest solo by Sakurai Ikuya as avant-garde dancer in Japan. It is a dance as a dedication of children born in the future which was created under the respect of Anna Pavlova. And, also it is a task of rethinking the fundamentals of life through dance.

Sakurai Ikuya is a dancer/choreographer based in Tokyo. He became a pupil of Kasai Akira . In 1997, he has created a company with artist Emico Sakurai a company “Sakurai Ikuya/CROSS-SECTION”. Until this date, he has created and performed more than 60 dance pieces, and also has been teaching professionals and amateurs, through exploring the new possibilities of butoh. 2000: Participated in "Theater X(cai)" International Dance Festival Tokyo.  2001and 2006-2009: participated continuously in  "Dance Hakushu" Festival directed by Tanaka Min.   2002: Choreographed for NHK educational TV Program. 2006: Invited from 10th “a sul” Contemporary Dance Festival in Portugal.  2012: participate in Echigo-Tsumari Art Triennale Niigata Japan. 2012: Invited from "Centre culturel régional Dudelange", and "Centre de Création Chorégraphique Luxembourgeois" , LUXEMBOURG.2014: participated in Naka-Boso International Art Festival Japan. 2015: Invited from NAGASAKI for the Day of the Atomic Bombing.  Works 2005〜2017 

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Recent Performance 2018 

下記は20189月公演の記録です